もう、ご存知の方も沢山いらっしゃると思いますが。
先日、ニッポン放送『サンドウィッチマンの東北魂』の体験企画で『ダイヤログ・イン・ザ・ダーク』というエンターテイメントに行ってきました。
どんなエンターテイメントかと簡単に言うと…まず、受付を済ませます…で、8人か9人のグループになり真っ暗闇の部屋の中へ白杖を持って入って行きます。
ちなみに、携帯や時計など少しでも明かりが出る所持品は最初にロッカーへ預けます。
全くの真っ暗。ほんの隙間の明かりさえない闇へ。
グループには、案内人として視覚障害のある係員が1人付く。
我々のグループは、一般参加者4人を含む9人だったんですが、それぞれあだ名を決めて暗闇へ入る。
そこは、岩があったり砂があったり…真っ暗なので分からないが外にいる雰囲気になる。
で、真っ暗闇の中、グループ9人で運動会を開催するんです。
玉入れや、二人三脚、ボール転がし…。
ペアを組む場合は、全員に小さなボトルを渡され同じ香りがする者同士がペアになる。
とにかく真っ暗闇の中なので…あちこちで、助けてくれた方には『あ、ありがとうございます』だとか、ぶつかったり足を踏んでしまった時は『あ、ごめんなさい』という声が常に聞こえる。
真っ暗闇の中では、誰もが平等で不安だらけ。
頼れるのは、視覚障害のある案内人のみ。
その、案内人の女の子がとにかくなんでも器用にこなすんです。
ボール転がしで、全然違う所にボールがいっても暗闇の中なのにすぐに拾ってくるし…逆に、1人だけ全てが見えてるんじゃないかって思う程、とにかく頼もしい存在になる。
終盤は、真っ暗闇の喫茶室へ通され、それぞれドリンクやお菓子を注文して飲食する。
真っ暗の中での飲食、初めての経験。
喫茶室には、別の視覚障害のある係員がいて、見事に我々お客さんを捌く。
グラスにドリンクを注いだり、ちゃんと注文した人の手元まで持ってきてくれる。暗闇のスペシャリストなんです。
そして、喫茶室では暗闇の中ドリンク代を支払う。
これがまた難しい。
この硬貨は多分10円かな…いや100円かなとか考えながら支払う。
視覚が遮られてるから、触覚とか臭覚とか聴覚が異常に敏感になるんですね。
約90分の暗闇でのアトラクション。
これ、実に楽しいんです!
そして、誰もが必ず優しくなるんです。
東京と大阪で開催して8年になるダイヤログ・イン・ザ・ダーク。
視覚障害のある方の気持ちを分かり、ただ案内人の女の子曰く、面白く楽しんで貰うのが一番だと。
いやぁ、本当に楽しかった(^○^)
まだ行ってない方は是非とも経験して欲しいです。
東京・大阪で13万人が既に体験したみたいです。
震災以降は、福島でイベントやったりもして、一時期外で遊べなかった子供達を楽しませてくれた様です。
季節によって暗闇での内容が変わるらしく、今はクリスマス仕様になっているみたいです。
次はプライベートで行ってみたいと思います。